どうせ結婚式を挙げるのなら、誰もが羨ましいと思える内容にしたいですよね。そのポイントとなるのが「感動」です。
ただ、パーティっぽく結婚式を終えるだけでは楽しさしかありません。感動を与えるには『流れ』や『内容』を考える必要があります。お金をかけて豪華にすれば良い結婚式になるとは言えないんです。
では、どのようなことが感動的な結婚式になるのか。それを5つにまとめてご紹介します。
1.自筆の花嫁の手紙
花嫁が両親に向けて書いた手紙を読むことが減ってきていることをご存知でしょうか。
- 緊張する
- 恥ずかしい
- 面倒
と言う理由で司会者が手紙を読むケースが増えています。もちろん、手紙も印刷されたコピー用紙です。これでは感動する結婚式になりません。感謝が伝わらないためです。
自分で書いた手紙を自分で読む。その手紙をプレゼントとして両親に渡す。
定番ですが取り入れましょう。それまでのわき合い合いとした雰囲気からしっとりしたムードに場を変えられます。
2.堂々とした新郎謝辞
まさか新郎謝辞をぶっつけ本番で行おうと思っていませんよね。
花嫁の手紙でしっとりしたムードでバシッと終わるためには、新郎謝辞を堂々と伝えなければいけません。噛んでしまい笑ってしまうと、感動的どころかだらしない雰囲気で終わってしまいます。
- ゲストへの感謝の気持ち
- これからの人生に向けて
- 結婚式場スタッフへのお礼
この3点を取り入れて、完結にまとめましょう。花嫁の涙と新郎のしっかりした部分を見せることでゲストが夫婦に安心感を覚えます。安心感があって初めて結婚式は感動的な式になります。
※結婚式場スタッフがミスをしたり、花嫁の手紙に対して野次が飛ぶような結婚式はそちらに意識が行ってしまいますよね。新郎新婦に集中させることが感動的な式にできる最低限の準備です。
3.生い立ちムービーで両親への感謝
生い立ちムービーは単なる自己紹介ではありません。
両親がどのようにして自分たちを育てたのか。どんな苦労があったのか。
全員が新郎新婦と両親に親近感を覚えるような作りにしなければなりません。ゲストはあなたたちの両親のことをあまり知りません。それを伝えることでドキュメンタリー番組のように親近感を覚えます。
人は親近感のある人に対して感動しやすくなります。
赤の他人が感動しているよりも、仲間が感動していた方が感動って移りますよね。そういうことです。
そのためにも生い立ちムービーは手作りをお勧めします。
4.『楽しさ』と『感謝』の分類訳
人は感情が長続きしません。
ずーっと、感謝感謝の結婚式では感動が飽きてしまうんです。そこで、前半は楽しく・後半は感謝の分類訳が大切です。
例
- 余興、ブーケトス等は披露宴の前半で
- 生い立ちムービー、ゲストや両親へのサプライズは後半で
席次表の裏にメッセージを書くなどの細かい感謝は随時取り入れていくと良いでしょう。あなたたちがゲストを大切にしている気持ちが伝わると最後に感動が大きくなります。
5.ゲストの厳選
誰をゲストとして招待するか悩んでいないでしょうか。ゲスト選びは大切です。
友達が少ないからと言って、親交の薄い人を呼んでも感動的な式にはなりません。それほど仲が良くないためです。
下手な人を呼ぶよりも、仲の良い人だけで統一しましょう。その方が節約にもなりますし、場の一体感も出ます。盛り上げ役のゲストを同じテーブルにしたり、女性は女性で固めるのも有効です。そこから楽しさや感動が他のテーブルに移っていきます。
まとめ
100組以上の結婚式を見た私の経験談ですが、若いカップルだと感動的な式になりにくい印象でした。
花嫁の手紙や新郎謝辞で新郎新婦が笑っちゃうんですよね。真剣な場面がおかしくなるのでしょう。そうすると場の空気は台無しです。何だかビシッと終わらないんです。
どれだけお金を掛けてもあなたたち2人がしっかりしないと良い結婚式にはなりません。逆に言えば、2人がしっかり場を終わらせられるのなら手作り結婚式でも十分に感動的になるということです。