10代で結婚式を挙げるのは素敵なことです。私が式場で働いていた時代でも稀に10代や20歳の若いカップルが来店していました。
しかし、10代で結婚式を挙げる際は注意点があります。これを守らないと結婚式を挙げたことがマイナスになる恐れがあります。7項目ご紹介しますので是非ともご覧下さい。
1.限りなく節約する
結婚式は高額です。
平均300万円と言われますが、これは節約した額です。オプションを付け、お色直しをした場合は300万以上となります。
新婚旅行で海外に行くのなら2人で50万円。同棲をしていないのなら、部屋を探して家具を揃えるのに50万円。結婚式以外にも多額の資金が必要です。
10代はお金がありません。給与も低く、後述しますがご祝儀もあてにはできません。
そこで、安く満足できる結婚式を挙げることが大切です。
式場選び+日取りが全て
結婚式は式場選びと日取りで100万円以上節約することができます。
仏滅なら仏滅割引として30万円割引する結婚式場があります。
高価なホテルウェディング・ゲストハウスを避け、レストランウェディング・専門式場を契約することで会場費用などのコストを削減できます。
得ナビのように訳ありの結婚式場割引プランを掲載しているブライダルサイトもありますので、1度見てみると良いでしょう。
挙式のみを検討する
10代の場合、友人が学生であることもあります。学生を披露宴に招待するのは金銭的な負担を強いることになります。
そこで、結婚式場では親族のみを招待した挙式のみにし、友人らはパーティ形式の二次会的な場に招待すると良いでしょう。
2.ご祝儀をあてにしない
ご祝儀の相場は3万円です。結婚式の見積もりでも「ご祝儀が一人3万円だとすると、自己負担は〇〇万円ほどになりますよ。」と言われます。
ですが、ご祝儀の額は決まっていません。特に友人が学生や一人暮らしの新社会人であった場合は1万円になることが多いです。
ご祝儀を当てにして結婚式を挙げてしまうと、想像以上の額を払うことになります。
特に「貯金ゼロでも結婚式が挙げられる!」見たいな場所は要注意です。結婚式場も企業ですから、売り上げが無いと潰れてしまいます。貯金ゼロで挙げられるのはご祝儀や親の援助がある前提です。
3.友人を呼ぶのか、親族だけを呼ぶのか
10代の結婚式でありがちなのが、
招待客のマナーが悪い
です。
結婚式を楽しいパーティと勘違いし、はしゃいでしまうゲストが居ます。しかし、結婚式は友人らばかりではありません。会社の上司やたくさんの親族が居ます。フォーマルな場なんです。
10代の結婚式を成功させるコツは、
挙式は親族・会社の人のみ。披露宴は二次会的なパーティで友人のみ。
です。
区分けしておくことで、お互いが干渉しません。友人らの多くは若いためお金がありません。しかし、二次会的なパーティならジャケットスタイル・ワンピースのような私服で参加できますし、7000円程度の会費制で実現できます。ご祝儀を払うより遥かに安上がりです。
4.挨拶・感謝を手抜きしない
私が参加した10代の結婚式で、
新婦が手紙を読まない
新郎が挨拶で笑ってしまう
がありました。
良い結婚式と言うのは両親・ゲストへの感謝が伝わる内容です。どれだけ料理が美味しくて盛りだくさんの結婚式でも、新郎が適当な挨拶をすると残念な式になります。頼りがいの無い新郎の姿が楽しい夫婦生活を連想させないからです。
自分たちにお金を掛けるより、ゲスト・両親が喜ぶことにお金をかけましょう。
挨拶は事前に考え、何度も練習しましょう。途中で噛んでしまっても構いません。頑張って伝えようとする姿がゲストを感心させます。
5.タバコ・お酒は絶対NG
10代は当然ながらお酒・タバコ禁止です。
結婚式場では非常に厳しく監視しています。特に新郎新婦が10代である場合、ゲストの多くも同年代です。明らかに10代の人がお酒を飲み・タバコを吸っていた場合は退室になる可能性があります。
結婚式そのものを台無しにする恐れがあります。フォーマルな場ですので、お2人だけでなくゲストにも必ず守ってもらいましょう。
お酒を飲んだ量だけ支払う形にすればドリンク代が安くなる可能性もあります。節約になりますので交渉してみましょう。
6.予算より多く資金を用意する
結婚式は当日に支払いが増えることがあります。
- ゲストの交通費(タクシーチケットのプラス)
- 友人のサプライズで備品を使った場合の費用(ピアノなど)
- 延長料金
特に延長料金は高額です。カメラマンや司会者などの延長料金が含まれるためです。予算が200万円だからと言って、200万円ピッタリの支払いになるとは限りません。
予算より50万円は余裕を持って資金を用意しておきましょう。
7.教会式にこだわらない
神様の前で愛を誓う「教会式」。結婚式の良く見る形ではありますが、別の結婚式もあります。
友人らの代表の前で愛を誓い合う「人前式」なら神父さんを使わないので、料金が安くなります。友人らと一緒になって結婚式を作り上げるので、思い出にも残りやすいです。
洋装では若さが引き立ってしまいます。
10代でも厳かな式にしたいとお考えなら、和の結婚式をお勧めします。和装は華やかな衣装が多いので、若い女性の魅力を最大限に発揮できます。和装そのものが大人びて見えますので、10代でも大人な雰囲気を出せます。
まとめ
10代の結婚式で特に気をつけるべきは、
- お金
- 学生の有無
です。
個人的な意見としましては、式場で親族+会社関係者の挙式のみとし、直ぐに二次会をすることをお勧めします。
挙式のみ40名プランだと50万円を切ってきますからね。そのくらいなら手の届く範囲だと思います。無理をしてその後の生活に響くより、ほどほどの額で結婚式の良いとこ取りをしましょう。