「結婚式を挙げたいけどお金が無いから挙げられない。それなら披露宴を止めれば良い!けれど、披露宴を止めると後悔しないだろうか。」
その疑問は当然です。結婚式よりも披露宴が楽しみと思う新郎新婦が大半だからです。
そこで100組以上の結婚式を見てきた私が、披露宴をしたカップルとしないカップルの印象を元に後悔するかどうかの判断をしたいと思います。
1.披露宴をしたカップルとしなかったカップルの違い
披露宴を挙げないカップルは何かしらの理由があります。
例えば、
- お金が無い
- ゲスト人数にバラつきがある
- それなりの年齢である
- 2度目の結婚である
- 両親が居ない
です。披露宴をしないカップルは10組に1組程度。以外に多いなと言う印象でした。
1-1.披露宴を挙げないと後悔する?
ハッキリ言って後悔する人はほとんど居ないと思います。
なぜなら、結婚式+ガーデンでのお祝いで祝福ムードに包まれるからです。披露宴では両親への感謝の気持ち+謝辞で場の締めくくりとなりますが、結婚式のみでもしっかり形として終わります。
少しだけ後悔する人は居ます。
披露宴をすると思い出が増えます。結婚式は厳かに終わりますが、披露宴はワイワイ・ガヤガヤとした楽しさがあります。この楽しさを友人の結婚式で味わってしまうと「ああ、自分たちもした方が良かったかな。」と後悔します。
また、親に悪いことをしたなと思う人は居ます。その場合「海外旅行に一緒に行く」など違う親孝行をすると良いでしょう。
2.披露宴をするメリットとデメリット
披露宴にはメリットだけでなくデメリットもあります。
納得して披露宴を止める場合と、本当はしたかったけどできなかった場合では後悔の度合いも変わってきます。
2-1.披露宴をするメリット
- カラードレスが着られる
- 両親へ感謝ができる
- 思い出に残る
- 集まったゲストと話ができる
特に「思い出」と「感謝」がポイントです。披露宴は新郎新婦のものというより、両親とゲストのものです。披露宴をすることで、よりゲストに満足してもらえるでしょう。
2-2.披露宴をするデメリット
- 150~200万円の出費になる
- 席次、上司への来賓挨拶願いなど、面倒が多い
- 謝辞などで失敗すると恥をかく
特に「値段」と「恥」が問題です。150万円あれば、新婚旅行+引越し費用になります。マイホームの頭金としても使えます。ご祝儀をあてにする人も多いですが、期待し過ぎると貰えなかった時の痛手になります。最近は不景気の影響もあり、上司も3万円しか包まないのが普通です。
結婚式の失敗はあなたの周りに伝わります。最近だと新婦が大嫌いだったフラッシュモブを披露宴で取り入れてしまったため、新婦が退出する騒ぎになりました。
ストレスを抱えたくないのなら披露宴をしない選択肢も必要です。
3.披露宴のデメリットを解消しよう
披露宴の「値段」と「恥」を解消する方法があります。それが二次会です。
二次会はお金がほとんど会費でまかなえます。二次会なら失敗しても許されます。会社の上司や難しい親戚の人を呼ばなくても済みますから心配する必要がありません。
ワイワイ・ガヤガヤした披露宴の楽しさも味わえます。もちろん、思い出にも残ります。
親への感謝は挙式のみの場でも伝えられます。ガーデンで花束を渡し、手紙を読めば良いのですから。
後悔するのは心の問題です。披露宴と言う場でなくても、ゲストに感謝はできますし、パーティもできます。この時代ですから派手にお金を使う方が危険です。披露宴をしてその後の生活ができなくては、幸せな結婚生活はできません。
何のために披露宴をするのか、改めて考えてみましょう。皆がするから自分もする!と言う時代は終わりました。